現代人は
四十肩・五十肩に要注意です
四十肩・五十肩の症状に困っていませんか。
正式には「肩関節周囲炎」と呼ばれており、肩関節にみられる炎症の一種です。
レントゲンといった検査での確認がむずかしいため、明らかなメカニズムは解明されていません。
しかし、肩関節の酷使、悪い姿勢、脳の働きなどが影響していると考えられています。
近年では、四十肩・五十肩が若年化しているともいわれています。
これは、ライフスタイルが変化し、デスクワークやスマホが普及したためだと推測されます。
ひとたび発症すると再発のリスクもあり、長い間つらい症状に苦しめられることとなるため、予防に力を注ぎましょう。
こちらでは、四十肩・五十肩の原因や症状、対処法・予防法について詳しくご紹介します。
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目次
こんなお悩みはありませんか?
- 肩が上げにくくて戸棚に手を伸ばせない
- 洗濯物を干すだけでも肩に激痛が走る
- 夜寝ているときに肩の痛みで目が覚める
- 腕が上がらず上着を着替えられない
- 特定の角度に腕を動かすと強い痛みが現れる
- 何ヶ月も肩の痛みが取れず精神的にもつらい
四十肩・五十肩にはどのような
特徴があるのでしょうか?
四十肩・五十肩の状態や原因
【四十肩・五十肩の状態】
四十肩・五十肩は、肩関節の周辺に炎症が生じている状態です。
「四十肩」「五十肩」と呼び方が違うものの、どちらも同じ症状のことを指します。
【四十肩・五十肩の原因】
四十肩・五十肩のはっきりとした原因は解明されていません。
しかし、次のような要因が発症と関わっているのではないかと考えられています
●肩関節の酷使
年齢を重ねると組織がもろくなるため、肩関節を酷使すると炎症や損傷が起こりやすくなるといわれています。
肩関節に少しずつ小さな傷が蓄積されることで、四十肩・五十肩を発症することがあります。
●悪い姿勢
長時間のデスクワークやスマホの操作などで前かがみの姿勢を続けている方は、肩関節に負担がかかり、四十肩・五十肩になりやすいといわれています。
●痛みを記憶する脳の働き
過去に肩を痛めたことのある方は、脳が肩の痛みを記憶していることがあります。
その記憶の働きによって、肩関節の可動域が制限され、四十肩・五十肩になる方もいらっしゃいます。
【四十肩・五十肩と似た症状】
四十肩・五十肩と似た症状には、「肩こり」や「腱板断裂」などが挙げられます。
●肩こり
肩こりと四十肩・五十肩は混同されやすい症状ですが、実は全く異なるものです。
おもに肩こりは筋肉の疲労が原因であるのに対し、四十肩・五十肩は炎症が原因であるといわれています。
肩こりだと勘違し、間違った対処法をしてしまうケースもみられます。
このあと、四十肩・五十肩の症状をご紹介しますので、当てはまるか確かめてみましょう。
●腱板断裂
「腱板断裂」というケガも四十肩・五十肩と似た症状を引き起こします。
腱板は肩関節の動きを安定させる組織で、腱板の老化によって断裂が生じることがあります。
四十肩・五十肩は自然に軽快していくことが多いですが、腱板断裂の場合はなかなか症状が改善しません。
痛みが長期間続くようであれば、腱板断裂を疑いましょう。
四十肩・五十肩の症状
【急性期の症状】
急性期は、発症してからおおよそ数週間から数ヶ月間にみられる痛みが強い時期です。
特徴的な症状は、次の通りです。
●肩から腕にかけて激しく痛む
急性期は、安静にしていても肩関節周辺に痛みが出現することがあります。
とくに、家事をしているときや服を脱ぐとき、スポーツをするときなど、大きく肩関節を回すようなシーンで強い痛みが生じます。
痛みのせいで肩を動かせないでいると、慢性期に肩関節の拘縮を招くことがあります。
●夜間になると痛みが増す
四十肩・五十肩は、夜間になると痛みが増すことがあります。
これは、夜寝るときに仰向けになることで、肩関節が後ろに引っ張られてしまうためです。
また、寝返りを打ったときに肩関節に負担がかかり、痛みで目が覚めることもあります。
【慢性期の症状】
慢性期に入ると、痛みは和らぐものの、肩関節の動かしにくさが残ることがあります。
個人差はありますが、発症から数ヶ月程度経過すると慢性期に移行するといわれています。
●肩関節を大きく動かすと痛む
急性期よりも痛みは楽になるものの、肩関節を大きく動かすと激しい痛みが生じることがあります。
●肩関節の可動域が狭まる
急性期に激しい炎症が生じると、筋肉が収縮し硬くなるといわれています。
肩関節の可動域も狭まるため、腕を上げたり回したりすることがむずかしくなり、洗濯物を干す、髪を洗うといった何気ない動作にも支障が生じることがあります。
【回復期の症状】
回復期に入ると、徐々に症状が改善していきます。
肩関節の炎症の程度にもよりますが、回復期を経て改善するためには、半年から1年ほど時間がかかるといわれています。
●痛みが落ち着く
回復期に入ると、痛みが落ち着き、さほどつらさを感じにくくなります。
●腕が動かしやすくなる
肩関節の拘縮も次第に改善していくため、腕が動かしやすくなります。
日常生活上での不便も減り、発症前のような生活を徐々に取り戻していきます。
日常生活を改善して
四十肩・五十肩を防ぎましょう
四十肩・五十肩の対処法
【急性期の対処法】
急性期は炎症反応がひどいため、無理は禁物です。
次のように対処しましょう。
●安静にする
急性期は、炎症反応をともないます。
無理に動かすと症状が悪化しかねないため、痛みの出にくい姿勢で安静に過ごしましょう。
●寝る環境を整える
平らなマットレスの上に仰向けで寝ると、重力によって肩が押し下げられて痛みが生じます。
就寝時は、肩に負担がかかりにくい環境を整えましょう。
仰向けで寝る方は、重ねたタオルや枕を使って肩が沈み込むことを防ぎます。
横向きで寝たい方は、痛い側のほうを上にして抱き枕や丸めた毛布を抱きかかえ、肩関節を痛みの出にくい位置に保ちましょう。
●鎮痛薬を服用する
急性期に強い痛みを感じたら、市販の鎮痛薬を服用することも対処法のひとつとして挙げられます。
もし、激痛があるときは、医療機関に行くことをおすすめします。
痛みを我慢して慢性化させてしまうと、回復にも時間がかかる傾向にあります。
【慢性期の対処法】
慢性期は、次のような対処法で拘縮した肩関節の改善を目指しましょう。
●温める
炎症反応が落ち着いているようであれば、湯船に浸かり、身体を温めましょう。
温めることで血液循環が良くなり、傷ついた筋肉や血管といった組織の修復につながります。
●軽く身体を動かす
慢性期に入ってからも安静にしつづけていると、肩関節の拘縮が長引くことがあります。
痛みが出ない範囲内で軽く身体を動かし、少しずつ筋肉をほぐしていきましょう。
【回復期の対処法】
回復期は、再発予防に力を入れるべき時期です。
これまでの悪い点を改善し、再び四十肩・五十肩にならない生活を心がけましょう。
●適度な運動の習慣を持つ
肩関節をスムーズに動かすためには、筋力が必要です。
週に2〜3回、1回30分程度を目安に、身体を動かす習慣をつけ、十分な筋力を維持しましょう。
ご自宅でも手軽に行えるゴムチューブ、バランスボール、ストレッチポールなどを使った全身の筋力トレーニングもおすすめです。
●十分な睡眠を取る
日中の活動で傷ついた組織は、寝ている間に修復されます。
そのため、睡眠時間が短いと十分に修復が行えず、四十肩・五十肩を再発するリスクがあります。
睡眠時間を削らない生活を意識し、疲れを溜めすぎないようにしましょう。
四十肩・五十肩の予防法
四十肩・五十肩は、何週間もつらい症状に悩まされることがあります。
そうならないためにも、日常生活で次のような予防法を行いましょう。
●肩に負担のかかる動作を避ける
四十肩・五十肩は、肩関節に小さなダメージが加わり続けることが原因のひとつだといわれています。
重たい荷物を抱えたり、激しく肩を回したりといった肩関節に負担をかける動きは極力避けましょう。
しかし、仕事や家事をしていると、どうしても肩関節に負担をかけなければならないときもあります。
そのような場合は、ウォーミングアップやクールダウンをしたり、十分な睡眠を取ったりして、ダメージが最小限に抑えられるよう対処しましょう。
●正しい姿勢を心がける
猫背のような悪い姿勢を取り続けることで、肩にダメージが蓄積されることがあります。
日頃から肩に負担のかからない正しい姿勢を心がけましょう。
肩の力を抜いて顎を引くことがポイントです。
椅子に座るときは、膝と股関節は直角に曲げ、少しだけ浅く腰かけます。
そして、骨盤を立て、骨盤の下にある坐骨で座ることを意識しましょう。
●ストレッチを行う
肩関節の柔軟性を維持することが四十肩・五十肩の予防につながります。
肩甲骨を動かすストレッチを行ってみましょう。
まず、椅子に座って背筋を伸ばし、両手をだらりと垂らします。
そして、肩だけをゆっくりと耳元へと近づけます。
限界まで近づけたらゆっくりと肩を下げましょう。
この動作を10回繰り返します。
●有酸素運動を行う
歳を重ねるにつれて筋力は低下していきます。
動かさなければますます筋力の低下が早まるため、適度な運動によって筋力の維持に努めることが大切です。
手軽で続けやすい運動は、有酸素運動です。
ジョギング、水泳、サイクリングなどが例としてあげられます。
ご自宅で行える有酸素運動には、踏み台昇降、エアロバイク、ラジオ体操などもあります。
無理なく続けられそうな有酸素運動を空き時間に行ってみましょう。
ハンズ接骨院 東中野院の
「四十肩・五十肩」アプローチ法
四十肩・五十肩には整形外科院やほかの接骨院の施術より当院の姿勢骨格矯正施術が適していると考えています。
肩関節は肩甲骨、鎖骨、上腕骨でなりたっています。
四十肩・五十肩になる方は、肩甲骨の烏口突起についている筋肉が硬くなり、更に肩甲骨自体の可動域が制限されていることが原因となっています。
当院では、独自の手技療法でこの緊張を緩めていきます。
それを可能にするために、第1頸椎・第2頸椎にYDコンダクターで施術を行います。
また、胸椎、腰椎、患部にJSリムーバーで刺激を与えて四十肩・五十肩の改善を目指します。
著者 Writer
- 山川俊樹(ヤマカワ トシキ)
- ●所有資格:柔道整復師
●生年月日:7月31日
●血液型:A型
●出身:千葉県船橋市出身
●趣味:運動全般、ドライブ
●得意な施術:猫背矯正
●MESSAGE:患者様に楽しんでいただきながら、根本施術を行っていきます!
当院のご紹介
ABOUT US
ハンズ接骨院 東中野院
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